無駄な深読み

ついったーに書ききれないことを書く、かも知れない

7000円でリモートポケカしてみた!

 

どうもお久しぶりです。グゥです。

 

今回は7000円でデッキを組んで、リモートポケカしてみたよ!という内容です。

 

  • 経緯

この7000円ポケカのきっかけは、友人の一つのツイートだった。

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よし、やるか!

 

何を隠そう、私は3年ほど前はポケモンカードをそれなりに嗜んでおり、近所のショップの大会に出ていた。

俺のメガレックウザデッキが火を吐くぜ!ハイボシェイミフラダリガリョウテンセイでサイド取って勝ちでーすwwww

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……

………

 

 

レギュ落ちしてるじゃん。

 

 

 

 

  • デッキ選定

 

 それではデッキ選定に移ろう。まず考えたのは、デッキ案をどこから持ってくるか、ということ。

 

そもそも7000円と言う微妙な値段設定になったのは、もともと1500円デッキ+5000円でデッキを組もうと言っていたからであり、どうせなら構築済デッキには縛られなくてもいいんじゃないかと言うことで、フリーで買うことを考えた上でキリを良くして7000円に落ち着きました。お互いに社会人ということもあり、このくらいの値段設定なら気楽にできるのはいいものである。

 

さて、7000円と言う上限を考えた上で可能そうなデッキ選定方法が2種類あって、1つは構築済デッキを1〜3個とバラがいをする方法、もう1つは7000円分バラで揃える方法。この2つをザッと考えてみる。

 

 構築済デッキをもとにする方法を考えるにあたり、とりあえず最近発売された構築済デッキを調べてみた。勝負と言ってもせっかく遊ぶことだし、やっぱり新しい要素を含んだデッキがいいと思ったので、検索範囲はソード・シールド以降のものに。もっとガチガチに考えればレギュレーションギリギリまで調べるべきではあったかもしれない。焼肉がかかっていたらそうしていたかもしれない。

 とりあえずソード・シールド以降で調べてみると、合計7個の構築済デッキが発売されていることが判明。そのうち5個はソードシールドが始まった時に出た草、水、炎、電気、闘タイプのVスタートデッキで、残り2個はリザードンVmaxとオーロンゲVmaxを主軸にしたデッキだった。

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 そもそもカードゲームにおいて強さとは、対戦相手がいる以上相対的なものであるため、今現在どのようなカードが使われているかわからなければどのカードが強いかはわからない。例えば、相手がコンスタントに150のダメージを与えてくるならHP10〜150のポケモンに耐久性能における差はないが、150からたった10上がって160になった瞬間相手の攻撃を耐えることができるようになり、そこには明確な差が生まれる。攻撃面でも同じで、よくいるポケモンを一撃で倒せるかどうかが強さの指標になったりする。もちろんトレーナーズカード(ドローしたりポケモンをデッキから持ってくるサポートカード)にも優劣があり、7枚ドローできるカードがあるなら3枚しかドローできないカードはお払い箱である。

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ゲームなら100倍ホップが好きなんだけどな、カードだと採用理由が他のドローカードを限界まで採用して入れるカードがない、くらいしか思いつかないな…

 

 長々と何を言いたいかといえば、デッキを調べて単体の効果を読んだだけではそのカードが本当に強いかわからない、ということだ。カードの強さを正確に把握するには、環境で使われているデッキを把握しなければならないが、これはある程度綿密な調査と、実際に対戦をして身をもってどのような回し方をするのか学ぶ必要がある。先程述べた火力だけでなく、そのポケモンが何ターンで場に出てくるのか、要求値は高いか低いか、後続は用意しやすいのか、相性の悪い相手への対抗手段はあるのかなどなど、やり込まないと分からない要素が盛り沢山である。結論を言おう。私はカードの強さを自分で判断するのは諦め、適当なブログ等でデッキの評価を漁った。

 先程挙げた7つのデッキのうち、5つのスタートデッキはソード・シールドから新たに出現したVポケモンを紹介するデッキのようであり、正直評価は微妙だった。どのカードゲームでも、だいたい新シリーズの初めは若干弱く刷られる傾向にあり、ポケモンカードもその例に漏れなかったようだ。この5つのデッキは使用しないことに決めた。

 残るリザードンとオーロンゲのデッキだが、こちらは新要素Vmaxを前面に押し出したデッキだった。先程のデッキとは打って変わって評価が良く、主役のポケモンだけでなくトレーナーズカードもいいものが多く揃っているようだった。しかし肝心のVmaxはデッキに1枚であり、環境で使われている形にするにはデッキを3つ買ったのち更に追加で購入しなければならないカードが十数枚ある。当たり前だが7000円ではまともに環境デッキを組むことはできないのだ。ちなみに環境で使われているのは主にリザードンでオーロンゲはあまりいなさそうだった。

 

 さて、ここから自分のデッキを決定する前に、私は対戦相手Hのデッキを推測することにした。今回の対戦は決定してから対戦までおおよそ2週間であり、対戦までに挟む土日は1回である。カードを仕入れるのは基本的に休みにしかできず、更にHは近くにカードショップが比較的少ない地方に住んでいる。つまり、いくつかのショップを回りながらカードの値段を見比べながら7000円に収まるようにカードを揃えることが難しいのである。

 この情報から、Hはカードバラがいではなく、構築済デッキの改良でくると予想した。となれば、私が今行った考察と同じ考察をHも行い、同じ結論に行き着くのも必然である。つまり、Hが使ってくるデッキは構築済デッキリザードンVmaxを改造したものである。

 

 では次に、Hに対して私が有利な点を3つ挙げよう。1つ目はカードを購入できる店が近くに多いこと、2つ目は対戦までに休日が2回分割してあること、3つ目は以前ポケモンカードをプレイしていたことである。

 1つ目のカードを購入できる店が近くに多い点だが、単純に若干都会に住んでいるためである。メルカリなどで注文する手もあるが、ショップでセールされていたり、ストレージに眠っていたりと、値段ベースで考えた時、現地のショップで購入できるメリットは意外と大きい。今回の対戦では準備期間が2週間ほどということもあり、デッキ内容を考えるのに一週間使ってしまうとメルカリで届くかは微妙なラインである(実際Hは注文したカードの一部が届かなかった)。以上のように、カードの入手難易度という点で、私はHに対してアドバンテージがあった。

 2つ目は休日が2回に分かれていることだ。これは単純にHが一般的な会社員であり、私が接客業をしているため、Hが土日一回の休みを挟むのに対し、私は土日以外で1日ずつ分けて休みをもらっているためである。これがどういうメリットにつながるかというと、例えばHが土曜日にカードを買いに行き、日曜日にデッキを組んで1人回しをしていたとしよう。ここでもし足りないカードに気づいたとしても、Hには買いに行く時間はもう残されていないのである。それに対して私は、1回目の休日でカードを購入し、出勤日の間にデッキの試運転をし、2回目の休日に追加カードを購入するというムーブが可能である。つまり、デッキの微調整がHに比べて格段にしやすいのである。

 3つ目、冒頭にも書いたように、私は元々ポケモンカードをプレイしていた。一言で言えばプレイングスキル、デッキ構築スキルがHより高い(と思いたい)。これはちょっと練習したからといっても身につくことではなく、準備期間が設定されている今回の対戦に於いて覆すのが難しい点である。

 

 さて、以上の点をふまえて、私はインテレオンVmaxのデッキを作ることにした。

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選択理由は、以下の3点である。

  1. 構築済デッキを買うより安くて強そうだった
  2. Hが使ってくると予想するリザードンにタイプ上有利
  3. VmaxとタッグチームGxを両方使いたかった

 

2はそのままの意味なので、1と3の説明を。

前述の通り、構築済デッキを買うと主役のVmaxを揃えるだけでほぼ7000円に達してしまう。それに比べてインテレオンVmaxは、インテレオンVとVmaxを3枚ずつ揃えても1500円で、サポートのユキハミモスノウもストレージに落ちてることもある。メインが安く買えるということはサポートやデッキを回す特性もちのポケモンを揃えやすいということだ。

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 更に水のデッキは、カメックス&ポッチャマGXやヤドン&コダックGXが数百円で買えて、今の時代の主役のVmaxと環境ではまだまだ主流のGXがどちらも味わえる!ということで、インテレオンVmaxのデッキにしたのである。久々にポケカするなら新ギミック色々使ってみたいじゃん!

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デッキレシピは公式のをいただきました。↓

クイックボールとデデンネは7000円に足りなかったので諦めた。そこらへんの枠にはカスタムキャッチャーが安かったので入れておいた。ボスの司令なんて高くて買えないしな…

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https://www.pokemon-card.com/deck/confirm.html/deckID/MyypRp-EfEybw-Xy2ypy/

 

  • 対戦

 さてしっかりと準備をして臨んだ対戦当日。

自分のデッキをシャッフルし、手札を7枚引き、お願いしますと勝負開始。気になる相手のポケモンは〜〜???

 

ブラッキー&ダークライGXでした。予想外のところが来るも、どうも相手はオーロンゲVmaxのデッキをベースに悪タイプを詰め込んだデッキのよう。リザードンデッキではないにしろ、かなり惜しい予想だった模様。でも人気ある方って言ってたと思うんだけどなぁ。絶対リザードンの方が人気あるし動画とかでもリザードンVmaxの方が使われてる気がするけどなぁ(ぼそっ)。f:id:guwhare:20200912000356j:image

 

 

 肝心の対戦結果はというと、3戦3勝で見事完封!この要因を考えてみたのだけれど、相性が一つ、戦略が一つって印象。

 

 インテレオンVmaxはベンチのポケモンに60ダメージ与える技が使えるのだけれど、相手のデッキにこれが非常に有効だった。

 オーロンゲのデッキはサザンドラを立ててエネルギーをたくさんつけて、悪タイプのポケモンで殴る!デッキなんだけど、このサザンドラの進化前のモノズがちょうどHP60。ポケモンカードは、進化させるためには1ターン待つ必要があるため、確実にモノズがベンチにいる隙が生まれてしまうのである。バトル場のポケモンを殴りつつ、ベンチのモノズを倒してサイドを取りつつ、相手の動きを妨害できるこの状況、負ける方が難しい。

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 次に戦略面だが、メインポケモンをなるべく安く買い、デッキを回すパーツに出来るだけお金をかける、というデッキを組む際に言っていた戦略が上手く機能した。あくまで3回やった中でだが、相手が割と事故っていた印象なのに対し、私の方は2ターン目にはインテレオンVmaxに進化させるベンチのモノズを攻撃できていた。進化のお香やヤレユータン、たっぷりバケツ等の細かくデッキを回すカードを購入できたことが勝利に繋がったと言えるだろう。

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ちなみにこの対戦、別の友人が画面共有で見てたんだけど、私がひたすらヤレユータンでさるぢえって言ってた印象らしい。インテレオンデッキとは。

 

  • 終わりに

 ここまで読んでいただいた方に感謝を。このブログを通して言いたかったのは、別にポケモンカードが楽しいということではなく、いつもやってることでもなんでもルールを決めて色々考えてやったら数倍面白くなるよ!ということである。

 

 書いてる分量からわかるように、正直この対戦で1番楽しかったのは相手のデッキを予想して自分のデッキを決めるあたりである。友人と遊んでるはずなのに友人と遊ぶ前が1番楽しいのはなんでなんだろうな。

 

 以前デュエマでも同じ様なことした時はデッキ選択めちゃくちゃ考えた割に相手に論理的じゃない思考されて読み外す、みたいなことされたけど今回は割と当たって良かった。リザードンVmaxではなかったけどな!!

 

 

 

 それではそろそろ筆を置きます。最近は私がリザードンVmaxのデッキを使い、友人Hは悪から派生してムゲンダイナVmaxのデッキを使ってるよ!